感想等雑記

感想とか日記とかを書きます。気まぐれ更新です。

【ネタバレ】漫画版『遊☆戯☆王GX』1~2巻感想

タイトル:遊☆戯☆王GX
原作・監修:高橋和希
漫画:影山なおゆき
全9巻

 漫画版はリアタイ時に最初の方だけ読んで飽きちゃったので、今回も途中で飽きちゃうかも……と手を出しあぐねてました。でも、ちょっといい感じの電子版セールがあったので、せっかくだから買いました。アニメみたいに全話感想書いていきます。アニメは全話視聴済みなのでアニメのネタバレもあります。結構アニメと比較してます。

 最近全然ブログ書けてないから今回は書いたら出す形式です。この記事は1~2巻まで。たぶん最後まで読むしできたら近日中に続きを投稿できればと……(明日とは言わない)。
 あと遊戯王の記事増えてきたから今回からカテゴリーに「遊戯王関連」を追加してみました。GXとかシリーズで細分化させるかは迷い中。この先自分が何を書くのかよくわからない……常に思いつきで書いてる(笑)。

●第一巻

第1話『新HERO登場!!』

 教育実習の龍牙先生と対決する話。昔読んだはずなのに全然覚えてない……。「魔法カードを使えなくする電磁波を出す指輪」でデュエルディスクを一時的に故障させて勝ち、負けた生徒からカードを奪っていた龍牙先生。生徒相手にアンティルールを仕掛けるクズだ! 翔がカードを奪われたことで龍牙にデュエルを挑む十代。アニメと同じく強ドロー力で不利にも負けず勝つ。
 「デュエルディスクのメンテしとくんだった」とか、ディスクのメンテが生徒の責任なのか……もしかして個人の持ち物? 勝手に授業ごとに貸し出しみたいなシステムだと思っていた。
 ブルー万丈目がわざわざ十代の様子を見に来ている……漫画版はなんかクールキャラだったことはぼんやり覚えているなあ。

 漫画版はアニメと時期が違うのもあってオリジナルHERO。漫画版HERO、デュエルリンクスにいるね~! E・HEROオーシャンはよく使っている。便利。
 漫画版は隼人いないのね。翔とふたり部屋なのかな。十代の性格がアニメ版より重いというか、しっかりしてるというか……。アニメ版序盤の十代ってやっぱちょっと「欠けて」るよな……と思ってしまう。記憶と一緒にいろいろ失ってそうなんだよな、アニメ版十代……ふわふわしてるっていうか……漫画版は地に足ついてそうな……。

第2話『その名は万丈目!』
第3話『伝説のドラゴン』

 万丈目編上下って感じの2話なんでまとめます。
 漫画版、ちゃんと子供時代の万丈目が出てくる。精霊のカードを手にしたことをきっかけにデュエルの道へ。ジュニア大会優勝するような経歴なのにデュエルアカデミアには高校から入学。アニメだと中等部からなのに……。アニメ版万丈目と漫画版万丈目が生い立ちからかなり違う人間にされている。「自分自身の実力」で戦うために精霊のカードを封印。土に埋めるのはカード傷みそうだからやめた方がよくない?(余計なお世話)この辺、アニメで「万丈目が十代や三沢に負ける→放浪ののち万丈目サンダーとして復活」のターンをすっ飛ばしてすでに不屈の闘志を持った人間として描かれてる感じ。
 「デュエルキング」が万丈目も十代も目指すところなのね。アニメだと早々に消えた目標だったナァ……。
 十代VS万丈目はアニメ版のようにハネクリボーと進化する翼のコンボで決着。でもそこで万丈目が「精霊と共に成長したい」という結論へ。
 おまけの四コマで原作の高橋先生に「漫画版では万丈目をクールキャラにしよう」と提案されて「あんなハジケキャラは描けない」と安堵する影山先生。アニメの万丈目、面白いキャラだけど確かに描くのは難しそうだよね……。

第4話『秀才デュエリスト!!』
第5話『アース・グラビティ』

 4~5話は三沢編かな。
 漫画版の三沢は明日香が好きなのね。タニヤさんは出てこないのかな。
 漫画版はキャラが普通の携帯電話持ってるのね。この辺、アニメと漫画の時差による携帯電話の普及率の違いありそう。あのあたりの時期は数年で「持ってるのが珍しい」から「みんなが持ってる」に変化した時期なんだよな……二十年ほど前で記憶が曖昧だが……。
 明日香と十代がアドレス交換しているのを気にする三沢。バトルシティとペガサス島のDVDを貸す条件にデュエルを提示、三沢が勝てば明日香のアドレスを教えてほしい……って本人の許可なく他人のアドレスを教えるのは犯罪ですよ……。この時期まだ個人情報保護法とかないんだっけ?
 三沢の狐デッキはぼんやり覚えている。狐可愛い。クノスぺちゃんも可愛いよね。漫画版だとブルーメンブラット速攻魔法だな……使いやすそう……(OCGは通常魔法)。
 三沢さぁ頭いいのに女の子のアドレスを他人から聞いたりしたら女の子本人からはめちゃくちゃキモがられるということには頭回らないんだな。他人経由でアドレス聞いてくるのめちゃくちゃキモいよ! そもそも自力でアドレス聞けない・聞く機会がないのはそこまでの関係性ができてないんですよ、そこ一足飛びに詰めてこようとするやつはマジでキモいよ……。
 翔もね、明日香が魔性の女なわけじゃなく三沢がアレなだけだからそういう言い方よくない。前に美術の番組で見た「ファム・ファタル(魔性の女)なんて存在しないんですよ、女はそこに存在しているだけなのに男が勝手に見出してるだけ」を思い出すな……。
 デュエル描写とても面白い。二回も融合封じられたあと墓地融合で融合召喚はアツイ。
 三沢が敗北したけどペガサス島のDVDを明日香が見たがったので「(貸し借りのために)アドレス交換すれば?」とフォローする十代。キモいやつにならずに済んだね三沢……。
 正直このへんの描写はもやっとする。たぶんアニメの脚本だと女性の意見も入れてるのかな……レイちゃんの回とかもちゃんと明日香が「恋にはお互いの気持ちがないとだめ」とさとしたりと恋愛感覚が真っ当なんだよね……。万丈目のことも「暴走するおかしなやつ」として描かれてるし。漫画版、そもそも「他人経由でアドレスを知ろうとするのは真っ当ではない」というところへの突っ込みが少ないし十代も教えようとしてるしで、なんだかなあ……。十代そこは「そんなの本人に聞け」と言わないとだめですよ……。本人不在でやり取りすることではない……。これは十代が勝ってなかったら三沢(と、教えた十代)が明日香に軽蔑されるルートに入ってしまうとこだったのでは……。結果としては明日香と三沢がきちんと直接アドレス交換ができたけれど……。

 それにしても「バトルシティ」「ペガサス島」のDVDがあるのか……そうか……。前作遊戯王とは何年離れてるんだろうなー。アニメ版は十年くらい経ってそうだったけどなあ。あの頃DVDとビデオテープも過渡期だったので、前作遊戯王だとビデオテープ時代、GXだとDVD時代、みたいなとこある気がする……。

第6話『ミス・デュエルアカデミア』
第7話『真のデュエリスト!!』

 明日香編。漫画版は十代の周囲のキャラにスポットを当てながら対戦相手を主人公の十代にするって感じだな。
 ミスコン……なんかやっぱアニメ版のがバランス感覚がいいんだろうな、と感じる。なんかもうこういうの見ると「見せ物にされる女の子がかわいそう」と思ってしまう。立候補制じゃなく女子は強制参加っぽいし、本当に明日香がかわいそう。そもそも学校で開催すべきではなさすぎる。学校のミスコンなんていう後にはなんの足しにもならないことに縛られてる小日向さんもかわいそう。アニメ版もトメさんの容姿いじりとか微妙だったけど、少なくとも子供の容姿をランク付けするような話はなかった。
 ただ漫画版明日香の「女ではなくデュエリストとして認められたい」の舞台装置としてミスコン描写とも思う。容姿というデュエリストとしてはまったく関係のないもので評価されるのではなく、ただ実力を見てほしい、という。スポーツとかも男性競技者が多いものをやってると「女の子なのに?」って言われるからな……その意味では漫画版の方が現実に女の子が受ける「競技者としてまともに扱われない」という部分を描いている。アニメの方はそのへん意図的に無視していると思う。ただその女性差別を描く舞台装置をミスコンにするのはわかりやすいのだろうけどなんだかなあ。小日向さんへのフォローは作中にはないしね。
 デュエル描写は本当に面白い。明日香は氷デッキだけど漫画版でもドゥーブル・パッセだ! 魂のカード!

第8話『2人のアニキ!!』
第9話『熱き友情!!』

 翔編。八話目でやっと「なんで翔が十代をアニキと呼ぶのか」に言及されるのね。漫画版だと第一話から説明なく翔が十代をアニキと呼んでるから、漫画版しか読んでない人にはこの話までは「アニキと呼んでるけど姓は違うからイトコなのかな……?」とかなりそう。
 退学をかけてデュエルするとか普通に教育に悪そう。子供にそういう競争意識を植え付けすぎるのも「じゃあ何をしてでも勝てばいいんだ」みたくなっちゃいそうだなぁ。そら~龍牙みたいな人間にもなるんちゃうか、ダイレクトに他人を蹴落とすのを是とすると……。まあ普通の受験とかだって枠は決まってるから「他人を蹴落とす」ではあるんだけど、直接対決ではないわけで……。
 漫画版エアーマンかなりOCGと違うな!? アメジスト・キャットみたいな攻撃力を半分にしてダイレクトアタックする効果だ。
 漫画版の丸藤兄弟の思い出のカードはパワー・ボンドじゃなく「変身」なのね。プレイヤー装備カードはアニメだとDMのドーマ編に出てきたあれだね。OCGなら永続魔法あたりになりそうな効果だ。
 漫画版の翔、強い……心が強い……。アニメだと三年かけてゆっくり成長してくけど、漫画版だとすでにしっかりしてる。十代もあんまふわふわしてないしなー。この辺は週一長期アニメと月刊(なのかな?)の漫画の媒体的な違いもありそう。
 ところで翔くん袖を曲げて制服着てるね? 手がクローズアップされるコマでふと気づいた。アニメのときは気づかなかった。

 亮は吹雪とアメリカ留学中かあ。漫画だと普通に留学してるんだね。十代も亮のこと知ってるっぽいから何月の設定かわかんないけど学年の途中で留学した感じかな?
 十代のデッキはひとから受け継いだもの……ちょっとだけ覚えているぞ、紅葉さんだっけ? なんかアメリカの留学生が日本にきたあたりまでは読んでた気がする……?

 クロノス先生に「教育主任」という肩書きがついている。アニメだと「実技主任」 だっけ? のちのち教頭になったけど。

●第二巻

第10話『運命の出会い!!』

 一巻目は十代の周囲のキャラからスポット当てて、翔編で十代の過去をチラ見せして二巻から十代編、って構成になっている。
 響先生と紅葉さん姉弟なのね。紅葉さんはぼんやり覚えてたけどお姉さんの先生はさっぱり覚えていなかった……。
 子供の頃(十歳くらいかな?)野球で骨折して入院した病院で紅葉さんと出会う十代。紅葉さんにデュエルを教えてもらう。それまではデュエルに興味がなく、精霊も見えない。漫画版はユベルが出ないってのは知ってたけどこうなるとそら人格形成もかなり変わるよな~と思ったり。アニメの十代は自分の芯となるものを失っちゃってるからそりゃ~ふわふわしてるわと。
 漫画版はデュエルアカデミアが十代が子供の頃からあるのね。漫画版だと昔からあるのかな……。それかアニメだと十代が高校一年生(15歳)のときに「数年前に建てた」って言われてるから、その「数年前」が5~7年前くらいなら十代が8~10歳くらいのときにアカデミアが出来た、とかもあるなら漫画の入院してる十代(10歳くらい?)の年齢との齟齬はないか?
 万丈目も幼少期に紅葉さんと出会っている。光と闇の竜の精霊はハネクリボーの影響で宿ったのかな。
 十代に闘う姿を見せたいとプロの世界に戻った紅葉さんだが、試合後に倒れてしまう。寝坊して試合は見れず紅葉さんが救急車で運ばれるとこだけ目撃してしまう十代。いや子供のトラウマになるわこれ。

第11話『運命のデッキ!!』

 十代と万丈目、幼少期にすれ違ってるのね。
 紅葉さんは精霊? か何かに呪いをかけられており、本気でドローするたびに命が縮む……しかもその呪われた記憶を消されており、紅葉さんは理由がわからないし医学的にも異常がはっきり見つからない。ドローのたびに寿命が縮むてそんなサイバー裏デッキみたいな……。
 「紅葉さんが倒れたのは自分が大会に出る姿を見たがったから」と責任を感じる十代。いや責任感じなくていいよマジで……いい大人が自分で決めたことだからさぁ……。
 体調を鑑みて十代と本気でデュエルをしてプロを引退することを決める紅葉。十代に最高のデッキを作ってくるように言う。病院の屋上でプロの赤い衣装で十代と対峙。「楽しいデュエルをしようぜ!」……この一話で「十代が楽しいデュエルを求める理由」「赤が好きな理由」をきちんとつけてきた……。まあ人間そんな色が好きな理由とかなにかをやる理由ってはっきり持ってないものだけど物語としてはそういう「理由」がきちんとある方が入ってきやすいよね……。四コマで「読みモノとして主人公には背景が必要」って書いてるけど、アニメだとその背景(覇王の力やユベルの存在)が出るまで三年かかったなぁと思うなど……。いやわたしはユベルが大好きだしアニメ155話がものすごく刺さってしまったのだけど主人公の芯や核となる部分が出るまで155話は長いよなってのも同時に思っている……。あとアニメのストーリー的にも「芯や核となる部分がない」ことを佐藤先生に非難され、でもその芯や核のなさはユベルおよびその記憶を失ったことに起因してて(本当に存在しないのではなく記憶がない)自力のみでは記憶を取り戻せず、力の暴走だけ引き起こしてしまったの本当に残酷だったなぁアニメ版……って思ってしまう……。きちんとした「導き手」がいなかったんだよ……。

第12話『デュエリストセンス!!』
第13話『HERO対決、決着!?』
第14話『受け継がれるデッキ!!』

 ここで「子供の頃の十代の最高のデッキ」としてアニメE・HERO持ってくるの最高じゃないか……。デュエルがとてもいい……E・HERO対決……。
 ストーリーとしては紅葉さんに呪いをかけた存在が子供に取り憑いて紅葉にデュエルを挑んだことが判明。イヤリングが光ってるからそれが本体なのかな? そしてハネクリボーともこのときに出会った、またはもとから紅葉に憑いていたのが見えるようになったのかな。
 紅葉は十代とのデュエル後に十代にデッキを託す。呪いに苦しみながらも耐え十代の前で倒れたりはしない精神力……ラストでは力尽きてるけど。今後、十代がこの紅葉に呪いをかけた相手を倒すような話になるのかなあ。
 響先生が十代に「お姉さんになってあげようか」って言って紅葉さんが「口うるさくてかなわんぞ」って言うのが可愛い。プロの紅葉さんが勝てなかったお姉さん、どんだけ強いんだろ。

第15話『別れ……そして決意!!』

 この話は十代編のエピローグって感じ。
 十代は昏睡状態の紅葉さんのお見舞いに行ったときにハネクリボーが見えるようになったのね。十代が屋上に干されたシーツをつかんで物干し竿倒すシーン、「洗濯しなおさなきゃ……片付けが……」ってまず思っちゃう。それを片付ける人がいるんですよ……。演出としてドラマチックだし……布かぶって泣く十代にこっちもうるっときちゃうけど……大人になると片付けのことを考えちゃうね……(笑)。
 響先生は紅葉が一命を取り留めているのはハネクリボーのおかげと考えている。
 十代は真のデュエリストとなったときに紅葉さんと再戦するためにデュエルをする(紅葉にもそのときまでに目覚めてほしいと願っている)。地に足がついてる(二回目)。さっきアニメ版は理由の開示が遅いって書いたけど、でもアニメ版の十代の宿命って早く明かすには重すぎるんだよな……ってのも思う。明かされても宇宙規模の話だからある意味地に足はつかないままなのでは……?

第16話『新たなる敵!?』

 エジプトの遺跡から何か悪そうなモノが解き放たれてしまった……これが紅葉さんを呪ったやつ? 年代は19XX年とあまりに広い。作中現在が20XX年だからこちらも広いけども。アニメだと異世界編の行方不明者の記録に2006年(放送年と同一)となってたような? ぼんやりした記憶だけど……。
 留学生たちのイヤリングは紅葉を襲った精霊(?)のと同一? どちらに取り憑いてるのか、どちらにも取り憑いているのか……。
 亮だけ日本に戻り吹雪はアメリカに残ったことを「キレイなひとを見つけたからだろう」と疑っている明日香……漫画版でもお兄ちゃんに苦労してそうだなぁ。
 学内で大会をやり優勝者がカイザー亮と対決……亮に勝つと中間テスト免除……中間テスト免除!? なんかもう中間テスト免除あてこんで勉強してなかったのに亮に負けてテスト受ける十代しか予想できない。
 予選では闘わず決勝トーナメントで会おうと約束する十代・翔・三沢・明日香の四人。こういうのアツイ……! 万丈目はまだ仲間じゃないんだなぁ。アニメ版の万丈目は結構人が好きというか、文句言いながらもあまりひとりではいないタイプだよな~と今のところ孤高タイプの漫画版を見て思う。
 いかにも怪しいデイビットと翔が対決。こっそり見てる亮。漫画版でも弟と距離おきがちお兄ちゃん……。
 三沢は万丈目と対決。三沢から十代に負けたことを聞いて驚く万丈目。そういや十代と三沢のデュエルは非公式(?)だから万丈目は知らないのね。

第17話『三沢VS万丈目!!』

 デイビットのカードは世界に一枚しかないプラネットシリーズ……十代がアースでデイビットがサターン……水金地火木土天海冥あるの? ……今は冥王星は抜けてんだっけ? GXリアタイ時はギリあったはず……。
 亮を挑発するデイビットに「ボクはともかくお兄さんを悪く言うな」と言い返す翔。強い!! ほとんど会話しないけど弟を見て強くなったことを感じる亮。アニメもだけどもう少し会話しよ?
 デイビットの口調は紅葉さんを襲った子供と同じだな……ミスリードなのか、そのまんまなのか。
 三沢VS万丈目、三沢は妖怪デッキだ。アニメだと化学式壁に書いたりしてたから真逆の感じね。万丈目はドラゴンデッキだ。三沢「利子をつけて返す」とかの台詞回しが面白いな……詩的というか文学的というか……。
 三沢はジュニア大会出場者だったけど優勝は万丈目でライバル視してたのね。アニメだと子供時代が出てくるキャラクターあんまいないからこういうの「イイ」なッ! 今のところ、幼少期を一方通行で知ってる関係なの面白いな。三沢から万丈目、万丈目から十代……いや万丈目と十代はまだ十代と気づいてないかもだけど。
 漫画版万丈目のエース光と闇の竜が登場。この前OCGで強化が発表されてた気がする。

第18話『謎のモンスター!!』

 デイビットに万丈目の光と闇の竜が見つかってしまう。デイビットに取り憑いてるものは精霊ではない何かなのかな……?
 マックが明日香に接触。フブキングは漫画版のあだ名だったか。アニメだとそうしっかりあだ名がなかったような。しかしマックて「レジー・マッケンジー」だけどレジーってなんの略なんだろ。マギーだとマーガレットとかだけど。人名略称とかで検索すると男性名の略称として出てくる……意図的なものなのかな。あとそもそも「略称とされてる名前が本名」みたいなパターンもあるらしいからなあ……。日本だとそもそも名前が短いことが多いからこういう略称やあだ名の文化ちょっと不思議。日本だとせいぜい「明日香→あっちゃん」とかかな……。
 十代がデイビットと出会い、マックもプラネットシリーズの持ち主ということが判明して次巻。ヴィーナスは金星だっけ。

 なんかマックとデイビットをぼんやり覚えてるし二巻までは確実に読んでたと思うけどなんにも覚えてない……。紅葉さんも「なんか十代の兄みたいな人」くらいで背景全然覚えてなかったなあ。

・十代の立場の違いの話
 2巻時点の判明分だと十代の生い立ちが漫画とアニメで全然違ってて、漫画の十代はかなり「普通の人間」の範囲だ、今のところ……。デュエルを教えてくれた兄のような存在の紅葉さんを目標として「真のデュエリスト」「楽しいデュエル」を目指すの、ものすごく地に足がついてる(三回目)。
 これ読むと改めてアニメの十代ほんまふわふわしてるな! って思ってしまう。地に足つくの三期なってからだし本当に「自分を取り戻せる」というのか、幼少期に失ったものを取り戻せたの155話だもんな……。デュエルが好きなのは十代個人の意志ではなく、覇王という宿命からの要請にすぎないのでは……? とか考えてしまう。ユベルという、融合してなくても魂の片割れといえる存在と離れて、その記憶がなくなって、本来なら十代の核や芯となるべきだった「愛するひと」「覇王という宿命」の記憶がなくなって、でもデュエルだけは残っていて、そこから地に足ついた目標を持っていくの、そもそも無理じゃない? それこそ紅葉さんみたいな「導いてくれる大人」が「幼い頃に」必要だったのではないか……? 結局十代ってまともな「導いてくれる大人」に出会えないまま才覚だけで突き進めてしまって(それは完全に目覚める前の覇王の力という一般の人間ではかなわないレベルの才覚だったのかもしれない)頼られることはあっても頼れる友達ができないままで、結果として136話の悲劇が起きて誤ったかたちで覇王となってしまう、っていう地獄のロードを歩んでしまったわけで……改めて残酷だなって思ってしまった……。あと四期の十代、命がけのデュエルに疲弊してるのもあると思うけど、幼少期失ったものを突然取り戻して、じゃあそれを失ってた間の自分ってなんだったんだろ、みたいなとこあったのかなあとか考えてしまった……。宿命を知らず、愛するひとのことも忘れて生きてきた自分ってなんだったんだ、って……。
 漫画版の生い立ちの違う十代を見て、アニメ版に改めて思うことが出てきたなぁ……。

 と。ふわふわした十代の感想で今日はおしまいです。こんな感じで1~2巻分ずつ更新していきたいところ。