感想等雑記

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【ネタバレ】幕末天狼傳2020感想まとめ(11/13夜公演、11/23大千穐楽他)

 再開出来てよかった……。しかしまたパソコン不具合で13日は集中して見ることが出来ず……。結局そのままパソコン故障→買い替えでしばらくスマホでしか見られませんでした。


●11/13夜公演
 最初の刀剣乱舞を聞いた時に、涙が込み上げてきました。この歌を聴いて「本当にまた始まったんだ!」と感じました。再開できて本当によかったです。こんなに大掛かりな舞台、スタッフや演者たちが長い準備や稽古を重ねてきたのにたった三日で休演になってしまって、本当に悔しかったし悲しかっただろうと思います。一人の観客としてわたしもすごくショックだったし、無理してでももっと配信を見ればよかったと後悔しました。でも、こうしてまた見ることが出来て、本当によかったです。
 一ヶ月ちょっとぶりなので、二回見たのに内容を若干忘れてしまい、新鮮な気持ちで見られました。わたしの思い込みもあるのかもしれませんが、みんなとても気合いが入っているように見えました。二部で「主、会いたかったよー!」と言ってくれたのが本当に嬉しくて。刀ミュはいつも言葉のチョイスが的確というのか、観客が欲しがる言葉をきちんと送ってくれるな……と思いました。最後の挨拶も、「一緒に頑張ろう」と応援してくれるメッセージを送ってくれて、励まされました。安定の「たくさんの当たり前じゃないことに気づかされました」という言葉が特に印象に残りました。

●11/14夜公演、11/17夜公演、11/22昼公演
 複数回見たのですが、感想をまとめる時間がなかったので、印象に残った部分。

・加州&安定の手合わせ
 手合わせ中、安定のマフラーが頭に乗ってしまった回があって可愛かったです。ぽふっと頭に乗ってて……とにかくかわいい……。


・太鼓曲のなわとび
 回ごとに安定が飛んでいなかったり加州が飛んでいなかったりしてました。確か14日夜公演が安定が飛んでいなかったです。ヒモを踏んで「失敗しちゃった……」みたいな感じでなわとびをする加州を見ていたのが可愛かったです。17日夜公演は加州が失敗したようで、しばらく止まってから飛んでました。安定は日替わりパフォーマンスとしてわざと飛んでないなかな? と思ったんですが、加州の時は本当に縄を踏んじゃった感じに見えました。そういう演技なのかもですが……。複数回見るとこういうことが見られて面白いです。22日公演は諸事情で太鼓曲以降見られませんでした……。どうなったんだろう……。

・歌い方の変化
 加州が歌い方が変わるなあと思いました。猫の歌の時の「タレ目」のとこが、最初は「タレ目!」と強めに歌っていたのが17日以降から「タレ目~」とやわらかめ(?)に。二部ソロもしっとりした歌い方だったのが緩急を大きくつけた歌い方になったように思います。個人的にはしっとり歌う感じのが好きだなあと思ったのですが、バラードのレコーディングはしっとり系になりそうなのでライブはあえて緩急をつけたのかも、と思ったり……。

●11 /23夜公演(大千穐楽
 無事にこの日が来て良かった……と、まず思いました。再開された時も、いつまた公演中止になるのか……という不安がありました。でも、今回はなるべく時間のある時は見る! と決めていたので、ライブ配信を思う存分見れました。
 大千穐楽公演は、双騎の時と同じく上からのカメラが増えてました。加州ソロの時に赤い花のようなライトがついていたりしたんですね。ぐるぐる回る舞台装置の動きも、上から見ると案外狭そうに見えて刀がぶつからないか少しひやりとしたり……視点が変わると面白いです。

●第一部
 楽曲リストが公開されましたが、第一部が17曲なので本編130分÷17曲=約7.3分に一曲……今回すごく歌が多い、と思ったのは気のせいではなかったなあ、と改めて思いました。堀川の『僕にお任せ』が「ミュージカル!」って感じですごく好きです。
 あと今回はいろんな曲に繋がりがあるな、と思います。序盤の加州のソロで「夜の闇」や「儚く散る花」を歌い、それが安定の「暗闇であなたの目になりたい」「星と僕の目が似ている」や「儚く散る浅葱桜」に繋がる。そして『結びの響、始まりの音』の『未知なる径』にも繋がる。蜂須賀と和泉守の歌も「朝の日に星が消える」と二部の新選組の歌の「朝日に…星が消え去る」の歌と繋がっているのかな? と思ったり。加州&安定の「夜の闇」と蜂須賀&和泉守の「朝」も対比なのか……。夜の闇、安定の手紙の「歴史の闇に消える」を思い出します。闇に消えた加州&安定と、今も現存する蜂須賀&和泉守……そんな対比でもあるのかな……。あとは実在の危うさ=真実は闇の中、とか……。
 本当はディレイ配信の時に歌詞をメモしてじっくり聴いたりしたかったのですが、耳の調子が悪くなり途中で断念せざるを得ず……。ただ、最初の加州ソロが「花火」の歌なのかなあ、というのは思いました。ひとの命の儚さを重ねているのか、あるいは自分自身がいつか「儚く散る赤い花」になると思っているのか……最後に赤い刀を握って見つめる仕草がすごく気になりました……。

・選ばれぬ者の歌詞変更
 今回の選ばれぬ者で前回あった「自分の意思で選びたい」がすっぱりとなくなったのは、まさに彼らが(わたしたちも)「自分自身では選べないもの」の真っ只中にいるからかも……と思いました。刀では選べなかった、でもひとの身体を得ても選べないものは選べない。どうしようもないものがそこにあって、でもその中で生きていく。そんな歌になったのかもしれない、と思いました。

●第二部

 第二部、あの太鼓曲は『押忍!』というそのままなタイトルなんですね。ソイヤッ押忍! これまで太鼓曲って「武士っぽさ」とか「戦うかっこよさ」みたいなものを前面に出した曲が多かったと思うんですが、『押忍!』はとにかく「賑やかで楽しい」曲で、見ていて元気が出ます。ディレイ配信でやっと気がついたんですが、蜂須賀の旗振りって、あれなわとびの勝敗を決めてたんですかね? これまで何回もライブ配信を見たのに、その関連性に気づいてませんでした……。気づいてたらもっと楽しめたのに……。

 神経質な話になりますが、公演再開以降は二部一曲目のマイクに触るダンスが「衛生的な不安感」を覚えるようになってしまいました……。フェイスガードがあるし歌が終わって回収したあとはきちんと消毒もするのでしょうけど……。初めて見た時はマイクのある演出は珍しくて面白いな、と思ったのに今は「マイク→感染源になりそう」と感じてしまいます……。他にも太鼓のバチとかなわとびの紐とか、それこそ刀の柄だって「触れるもの」なのにそれら関しては気にならなかったので、完全に「わたしの中のイメージ」なんですけど……。

 今回の二部曲は全体的にレトロな印象でした。時代はそれぞれ違いますが……なんとなくのイメージ、

一曲目→レトロおしゃれ、な感じです。ドレスを翻す兼さんが好き……。
二曲目、三曲目→これは結構刀ミュによくあるポップとバラードだった印象です。
四曲目→十数年前の、少年漫画のアニメやロボットアニメーションの歌みたい……?
五曲目→わたしが生まれる前の昭和歌謡曲では……? 一曲目はレトロおしゃれだったけど、こっちは完全に懐かし昭和歌謡曲では……? なんか子供の頃に懐かしの曲みたいな番組で聞いたことがあるような気がする……。

 でした。ちなみに一曲目は思い出そうとすると志方あきこの『月にモラトリアム』が記憶の中でかぶってきます……全然違う曲なんですけど、わたしの記憶の中で「レトロ風味な曲」として同じ、もしくはごく近いフォルダに入っているようです……(笑)。

 最後の挨拶も、みんな前向きなことを言ってくれましたね。特に加州の「俺たちは未来から来てるからこのことを知ってた。でも、だからこそまた笑い合える未来が来ることを知ってる」という言葉、彼らだからこそ言える希望の言葉だなと思います。その未来が本当になるといいな、と今は願うばかりです。

 アーカイブ配信が待ち遠しいし、BDもCDもすごく楽しみです。耳の調子がそれまでによくなるといいなあと思いながら待つことにします。