とにかく好きを語りたい

好きなものをとにかく語ります。今は『ミュージカル刀剣乱舞』の感想がメインです。

『クロノスタシア』の思い出感想

タイトル:クロノスタシア
メーカー:オトメイト
ジャンル:恋愛アドベンチャー
機種:PSP

(残念ながら、Vita対応のDL版はありません……)

 発売年2014年で発売後に各ルートを一周しただけなのですが、面白かったゲームなので「思い出感想」的なのを書きたいと思います。なにしろ七年も前なので、記憶違いで書いてる部分あるかもです。話半分に読んでください(笑)。

 こちらも例のごとく「志方あきこが主題歌担当なので興味を持ったゲーム」です。

↓こちら、オープニングムービーが公式に公開されています。『刻限のロンド』、素敵な曲です!


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ストーリー:「砂時計を抱く世界樹」に見守られる世界では、世界樹の砂時計の砂がなくなる時が世界の滅びる時であると言われていた。そんな世界で、主人公ルシアは叔父の営む喫茶店を手伝いながら日々穏やかに過ごしていた。ある日、世界樹の砂時計から極端に砂が減り世界の寿命が99日となってしまった。世界が混乱する中、ルシアは叔父から時を止める力を持つ砂時計を授けられる……。

 以下はネタバレ感想です。

●ゲーム全体

・世界観が面白い

 世界観として「世界樹の砂時計の砂が落ちきると世界が滅びてしまう。しかし、神に選ばれた『クロノスタシア』が『真実の愛』があることを証明できれば砂時計の砂は逆さに上るようになり、世界は滅びない。それは千年(だったかな)に一度行われる神からの試練である」という、一種ディストピアな設定なのが面白かったです。ほとんどのルートにおいて「ルシア(クロノスタシア)が真実の愛を見つけること」で世界樹の砂が戻りハッピーエンド、となるのですが……「いや、次の千年の人たちは大丈夫なのか……?」とか「クロノスタシアがアロマンティックだったらどうするんだろ……ロマンティック以外の愛(友愛、家族愛)でもいいのかなあ……」と考えてしまいました。一ルートずつのエンディングは感動的だったりして好きなのですが。普段やってるRPGが理不尽な神を倒そう、世界の仕組みを変えようみたいのだから「結局このまま神に試される箱庭のままなのか……世界……」と……。

・キャラルート選択システム

 あんまりこういうゲームやらないのですが、このゲームは「プロローグ後に攻略対象を選び、そのキャラクタールートの中の好感度増減によってエンディングが分岐する」というシステムでした。以前やった別のゲームだと「ストーリーをやりながら全キャラの好感度が増減し、好感度が高いなど一定の条件を満たした場合にキャラ専用ルートに入る」だったので、最初からキャラ専用ルートに入れるのは便利だなあと思いました。

●好きなキャラ

 ティオとキョウゴが好きです。

・ティオ

 ティオは、毎日夕方の六時?くらいになると「記憶を失ってしまう」というキャラクターです。自分の名前も、自分がなぜここにいるかも忘れてしまいます。ティオは天才的な画家で、マネージャーがルシアの叔父の友人であるためルシアの家の屋根裏にアトリエを構えることになります。
 ティオルートは、他のルートと違い少し番外編的というか、他のルートは「世界の真相」とか「実は暗躍している組織」とかがストーリーに関わってくるのですが、その関わりが少なくとにかく「ティオと過ごす日々」に重点が置かれているルートでした。なので、初回にプレイすると最後の方は何が起きているのかよくわからないまま、でもとにかくティオを助けるために奔走する……という感じになります。わたしは初回にティオを選んだので、他のルートをやった時に「あの時はこれのことだったのか……」となりました。でも、それはそれで主人公と同じ視点から楽しめたのかなーと思います。

・好きなシーン
 ルシアは、これまで毎日誰かから贈られるスイートピーの花を楽しみにしていたのですが、途中からそれがなくなってしまいます。そのことをティオに話した時に、ティオはルシアの部屋の壁いっぱいにスイートピーの花畑を描いてくれます。ルシアはとても喜びティオにお礼を言おうとしますが、その瞬間にティオは記憶を失ってしまいます。そのシーンがとても切なくて、しかも後日にルシアの部屋を訪れた時、ティオは自分が描いたことも忘れて「素敵な壁紙」と笑う……そこがまたさらに切ない。切なくてとても印象に残り、好きなシーンです。
 あとこれは特にスチルもないワンシーンなんですが、ティオがドアを開けるとくす玉が割れる(?)みたいなイタズラをしかけて、ルシアを驚かせて喜ぶのですが、ルシアのモノローグで「本当は何回もこのイタズラをされてるけど、最初に驚いた時にティオくんが喜んでくれたからずっと驚くふりをしている」ということが明かされる。「ルシアを驚かせて楽しませたいティオ」と「ティオに喜んでほしいルシア」のすれ違いながらもお互いに相手を喜ばそうとするところ。初回すごくぐっきたのですが、今こうして思い返すと「もうこの時点で真実の愛じゃん!!!」って感じです。ティオはノーマルエンドでは記憶を失うままで「日々の積み重ねから真実の愛を見つけられる」って感じになるんですが、このイベントもその一つなのかなと今思いました。
 グッドエンドではティオは記憶を取り戻しその後記憶を失うこともなくなります。ティオは終盤で「ルシアを忘れたくない」と泣いていたシーンもあり、グッドエンドは二人とも笑顔になれる爽やかな終わりだったな~と印象に残っています。

・キョウゴ

 キョウゴはルシアの幼なじみです。一番スタンダードな攻略対象なのかな? キョウゴルートは二人で冒険したりキョウゴに守られるシーンがあったり、デートするシーンがあったりと、乙女ゲーらしいシーンと丁寧に「ただの幼なじみ」から「好きな人」へお互いの気持ちが変化するところが描かれていたように思います。ちなみに冒険(時の歯車を三つ探すんだったかな)はルシアの叔父の仕掛けた嘘だったんですが、叔父に「そういうのがないと、きみたちは自分の恋心を一生自覚しないじゃないか!」と言われたのが笑えました。
 あとキョウゴは「他キャラルートに出てくるキョウゴ」がとてもよかったです。何故ならキョウゴ、他ルートだと「常に主人公を気にかけて背中を押してくれる」という大親友的なポジションなのです。どのキャラのルートか忘れたのですが、ルシアがそのルートのキャラと離ればなれになり落ち込んでいた時に「ルシアはあいつが好きなのか?」「……うん」「じゃ、追いかけないとダメだ!」(細かいことは忘れたので会話はニュアンスです)って思いっきり背中を押すんですよ。自分もルシアが好きなのに、「好きな人を諦めるな! 追いかけろ!」って言ってくれるという。キョウゴかっこいい……。

●その他

 最近またやりたくなったけど、しまいこんでしまったPSPとソフトを探すのが面倒で、思いだしつつ感想を書いてみました。特にティオルートをまたやりたい……泣けるんです、ティオルート……。今更移植とかは出ないんだろうなあ~と思いつつ、十周年とかには何か……ないか。発売前後の開発ブログでは「人気があれば続編やファンディスクも」と書かれていた覚えがあるのですが、その後の動きはなかったですね……。売上悪かったのかな……わたしは好きなんですが……。