感想等雑記

感想とか日記とかを書きます。気まぐれ更新です。

赤ちゃん本部長

タイトル:赤ちゃん本部長
著者:竹内佐千子

全3巻

 赤ちゃん本部長は、その名の通り47歳のサラリーマンの「本部長」が突然「赤ちゃん」になってしまう、という内容のギャグマンガ。姿は赤ん坊だけれど「朝起きたら赤ん坊になっていたのだ」と自ら部下たちに説明し仕事はやる、と宣言する本部長。部下たちの理解やサポートを受けながら、「赤ちゃん本部長」として仕事をこなしていく。

 赤ちゃん本部長がアニメ化! おめでとうございます!

↓アニメ化詳細の記事。第一話も無料で読めます(2021/03/04 現在)
https://morning.kodansha.co.jp/news/5335.html

 わたしもしばらく前に3話まで試し読みが出来たときに読み、「なにこれ面白い!」と即電子版を全巻買ってしまいました。
 基本的にギャグマンガですが、考えさせられる部分もあるマンガです。少々ネタバレになりますが、同性婚カップルや、明言されていないけれどアセクシュアルではないかと思われるキャラクターなどのセクシュアルマイノリティー、また、独身主義者、異性婚だけれど子供のいない夫婦、鬱病(おそらく)の休職から復帰したばかりの部下などなど、さまざまなキャラクターが登場します。彼らは結構しれっと登場し序盤は特段言及されません。ごく当たり前に、会社に溶け込んでいます。後の方で言及されたりさますが……でも、このセクマイや病気などがさらりと描かれているのが、「いいなぁ」と思ってしまいました。わたし自身がセクマイ当事者だったり持病があったりなので、こんな風にそのことをひとに知られても普通に過ごせるのって素敵だな……と(まあ、別に黙っていたら当事者であることはわからないし、会社とかであえてカムアウトしたいとは思わないんだけど……)。もちろん漫画では無理解な人も描写されているけれど、営業一課はやさしい世界だなあと思って……。

 一話一話が本当に面白くて、三巻で終わってしまった時はもっと読みたい! と思ったので、アニメ化を期に連載再会とかしてほしいなあ……と思いました。ドタバタ赤ちゃん本部長、いつまでも見ていたい……(笑)。

↓アニメ版の感想はこちら↓
harmonia.hatenadiary.com